- 子連れ再婚して離婚する場合の養子縁組の手続き
- 子連れ再婚して離婚する場合の養育費や慰謝料について
- 子連れ再婚家庭の離婚率が高い理由
- 子連れ再婚して幸せな家庭を築くポイント
子連れ再婚って実際、経験した人にしか分からない苦労が多いですよね。
「子連れ再婚して離婚する場合の養子縁組の手続きは?」
「子連れ再婚して離婚する場合の慰謝料や養育費はあるの?」
と悩んでいませんか?
この記事では子連れ再婚して離婚する際の親権や慰謝料、養育費についてお伝えしていきます。
この記事を読めば子連れ再婚して離婚する際の手続きについて分かるようになりますよ。
子連れ再婚して離婚を考えている人はぜひ最後まで記事を読み進めてみてくださいね。
Contents
子連れ再婚したけど離婚したい!子供との親権はどうなる?
子連れ再婚して離婚する場合、一番に気になるのは子供の親権ですよね。
子供の親権については再婚した旦那さんとお子さんが養子縁組されているかで手続きが変わってきます。
ですので、これからは養子縁組していない場合としている場合に分けて説明していきます。
①養子縁組していない場合
再婚後に養子縁組していない場合は、離婚後も元々親権者だった方がそのまま親権者となります。
②養子縁組している場合
養子縁組している場合は、離婚の際に親権者がどちらになるのかを決めなければなりません。
以下の民法818条にも明記されています。
民法818条
1項 成年に達しない子は、父母の親権に服する。
2項 子が養子であるときは、養親の親権に服する。
3項 親権は、父母の婚姻中は、父母が共同して行う。ただし、父母の一方が親権を行うことができないときは、他の一方が行う。(出典:民法818条)
離婚前に養子縁組の解消はできるのか?
離婚前に養子縁組の解消はできます。
そうすることによって離婚時に親権者を決める必要はなく、離婚した時点で子供の親権者は一人に決まります。
離婚時に揉めたくない場合、先に離婚前に養子縁組を解消するケースはあるようです。
子連れ再婚して離婚する場合、養育費や慰謝料はどうなるの?
養育費の支払い義務は養父と実父
離婚しても養父と養子縁組を解消しない場合、養育費は養父と実父の二人に支払いの義務があります。
養子縁組を解消したら養父には請求できません。
離婚後は実父に養育費の相談を
実父は常に扶養義務があります。
例えあなたが再婚して離婚しても実父は養育費を支払う義務があるのです。
もし養父からの養育費が減るようであれば実父に相談してみてもいいですね。
子連れ再婚家庭の離婚率が高い理由
日本の離婚率は以下のようになっています。
- 初婚の離婚率 35%
- 再婚の離婚率 50%
- 再々婚の離婚率 75%
これをみて分かるのは再婚家庭の離婚率が高いということ。
そして、可能性があるとすれば子連れ再婚によることが理由で離婚率が高くなっているのではないかという仮説が立てられます。
すなわち、ステップファミリーの問題が離婚率を高くしている理由の一つであることは想像できることです。
子連れ再婚して幸せな家庭を築くポイント
子連れ再婚して幸せな家庭を築くポイントは以下のようなことですね。
- 養父の気持ちの理解
- 子供の気持ちの理解
- 新しい家族の絆を作る
私が一度再婚して思ったのは、よく子供と養父の間に挟まれることが多かったのですが養父も自分の子供もどちらの気持ちも理解しようという姿勢が大切です。
どちらも合う、合わないはありますが子供への注意はあなたの方からするなど家庭内でルールを決めるのも大切です。
また、ペットを新しく飼う、旅行するなど新しい家族の絆を作れることをするのも幸せな子連れ再婚には必要です。
いづれにせよ、あなたと養父が納得のいく話し合いができるかも大切です。
子連れ再婚しても離婚を防ぐ方法はある!
これまで子連れ再婚して離婚したい場合の手続きや、離婚を防ぐ方法についてお伝えしてきました。
これを読んだ方の中には、「子連れ再婚なんでハードル高そう」「子連れ再婚なんてしたくない」と思った人もいるでしょう。
はたまた、実際に子連れ再婚してみたけど幸せじゃないからこのページに辿り着いた人もいるでしょう。
とにかく、子連れ再婚して離婚することは、初婚後の離婚よりもものすごいエネルギーを使うことになります。
もし一人で抱え込んで辛いようなら早めに近くの法律家や専門家、行政相談などを利用されることをおすすめします。